いかにも小馬鹿にしたタイトルですが、
最近覚えた言葉を使ってみたかっただけで
あまり意味は無いです。


― Sleeping Workers ―-ecm catalog


やれやれ今週も終わった終わったと思ったのも束の間、明日からまた仕事ですが、
「終わった終わった」という気の緩みと共に出てくるのは、金でも使うかという気分。
時間が合わないので、職場の人とは飲みに行けないし、
こうなったら、ここ数ヶ月タワレコで嫌でも目についていた少しお高いアレ (というかコレ↑)でも買っちゃうか、と。

行ったら無かったので、ムキになってamazonで1クリック。
届いたのが今朝。
コレ、良いですよ!楽しい。
美しいジャケット群にため息が出ます。
カタログというか、ECM初心者の自分にとってはガイドブックです。
というわけで冒頭に戻って、コレはいわゆる「自分へのご褒美」ってやつかもな、と思ったけどやっぱ何か違うな。


このミスや何やらに疎くなって久しいですが、前回の日記の補遺もままならぬ中、
2、3年ぶりくらいに「今年の~枚」でも選出してみようと思います。震災もあったので。
今年の漢字は選ばれたら2回目とはいえやっぱり『災』じゃなかろうか、と思う今日この頃。




最近、podcastで宇多丸師匠のシネマハスラーを覚えました。
また楽しみが。


― Sleeping Workers ―-donjuu

『鈍獣』

<作家の幼馴染に自分たちの過去の悪事を書かれたくないのでこうなりゃ殺しちまえと殺意丸出しにも関わらずそいつは死なないし、殺されかけている事にも気づかない何で?困った困ったどうしよう>

<粗筋>にすると身も蓋も無いですね。
役者陣の振り切り具合が凄いですが、お話自体は正直ハテナな感じ。
白○?と思わせる浅野忠信の空気を無視した間の取り方と決め台詞(か?)の「もうおしまい?」が良かったです。




― Sleeping Workers ―-millennium1

『ミレニアム ~ドラゴン・タトゥーの女~』

― Sleeping Workers ―-millennium2

『ミレニアム2 ~火と戯れる女~』

― Sleeping Workers ―-millennium3

『ミレニアム3 ~眠れる女と狂卓の騎士~』

― Sleeping Workers ―-chaser

『チェイサー』

― Sleeping Workers ―-tsumujikaze

『つむじ風食堂の夜』

― Sleeping Workers ―-tengokuno

『天国の口、終わりの楽園』


忘れないうちに追々。
もしくは『鷺と雪』を読むにあたって。


「自分に何が出来る? そう自問した時、どんな人間よりも貧しい生活を送るのは、神様が自分に科す、至極、誠実な罰じゃないかな。 ーー俺はね、そういう神様となら、手を取り合って泣ける気がする」

「神っていうのは、限りなく無力で、哀れなんだろうな。だからこそ、その悲しみを知る目で、人を見つめる。 ーーそういう目で見つめられるから、人は救いを感じられるんじゃないかな」



今年の3月の未曾有の天災と、依然続く文字通り降り掛かる災厄に対して、
あまりに無感動で、見ているのに見えていない状態が未だ継続している自分を今更、
諌めるつもりもなし、出来もしないのですが、
既に"三月の水" に在ったアントニオ・カルロス・ジョビンの個人的な復興の予兆を知るに、
謳われる石ころや枝葉、時間や空間、絶望や歓喜、希望に遍在する神性を知るに、
そしてその神性とは多分、上に記した『破璃の天』にて、とある登場人物が
悲しいかな悲痛な叫びと穏やかな狂気を孕みながら口にする言葉に現れているのではないかと思ったら
涙が止まりませんでした。

私は詩も曲も作ることができないのですが、
その形容しがたい思いをこれらの素晴らしい曲や文章に託すことができるということに気づきました。

おそらく『鷺と雪』では、戦争という最大最悪の人災へ日本がなだれ込んでいく
その気配を前作よりも更に明確に切りとって描かれるのだと思います。
それは明白な悲劇でしょう。
ただ、私が1つ確信しているのは、北村薫という作家はきっと希望、
もしくはまだ起こっていない悲劇からの復興の予兆も同時に描いてくれるハズだ、ということ。
「本当にいいものは、太陽の方を向いている」と記すほどの作家が、そうしないわけがないからです。

私は、この震災に対して(そして16年前の震災に対して)語る言葉を持ちませんが、
その思いは数多の素晴らしい曲や詩、物語に託すことにします。

近頃、家族や友人と話す度によく出る言葉。
そういえば全然映画観てない。
ので、ちょっくら観ました。
<粗筋>も頑張って自分なりに説明してみる。


― Sleeping Workers ―-black swan

『ブラック・スワン』

<エグいと噂のバレエ界でモニカ・ベルッチの旦那に色々吹き込まれて頭がおかしくなっていく>

そんなおもろいかこれ?
ビッチのダンサーが良かった、って言うと自分がどんどんおっさんになっていくのを実感するがまあ構わんとです。


― Sleeping Workers ―-sonomachi no kodomo

『その街のこども』

<1月16日から17日にかけて色々話しながら三宮から御影まで往復してみた>

思うところが色々あって、特に何も言えんです。
これ観た翌日の昼休みにWebページを見てたら1日遅れで泣きそうになったので見るのやめた。


― Sleeping Workers ―-lost in la mancha

『ロスト・イン・ラ・マンチャ』

<いやぁ、映画って本当にいいものですね by 水野晴郎>

マジで仕事のことばっかり考えさせられる辛くて面白い映画でした。
「もしドラ」が読まれるならこの映画だって観られるべきだ。
だけど人は「苦難」を好むのではなくて「苦難を乗り越えた成功」とセットで欲しがるものだ。
例えばプロジェクト・Xのように。
良くストーリーテリングされたビジネス書のように、マネジメントに関する金言が色々と明け透けに潜んでいます。
ジャン・ロシュフォールのドン・キホーテへのはまりっぷりにはワクワクさせられましたが、
製作再開した方ではキャスティングされないだろうとのこと。残念。


― Sleeping Workers ―-dream

『悲夢』

<男が眠ると、女が夢遊病になって色々やってしまって辛いので、男は眠るのをやめました>

数あるキム・ギドクの中でも最凶の拷問映画。
奇しくもこれを27時から観始めたので、眠くて眠くてシンクロして楽しくなった。
日本語とハングルが入り交じる会話はアイデアとしても素晴らしいです。
アメトーークでVTRの安田美沙子とスタジオの芸人がオフレコで見事に会話しているかのような。
やっぱりケンコバは最高ですね!!


何がきっかけか分からないけど、
近頃、SING LIKE TALKINGを聴き漁っています。

バンド名を聞き逃したミュージックスクエア(中村貴子時代ね)で曲名"Flame"を
「フレーム」と聴き間違えて、その上、家族に「透明感のある声の男性歌手て誰だか知らん?」
と必死になって尋ねまわったら

「徳永英明じゃないの?」
「それはたぶん徳永英明だ」
「徳永英明に違いない」

と無駄に正解まで遠回りをさせられたものでした。


自分でも驚いたのは
特に7thから9thまでの3枚に入っている曲は、
今でもパーペキに歌詞を口ずさめること。

三つ子の魂何とやらですなあ。。
カラオケ行こ、カラオケ。